名古屋大学リーディング大学院プログラム合同シンポジウム

このシンポジウムは終了しました。当日の様子をこちらからご覧いただけます。

はじめに

みなさんは「博士課程教育リーディングプログラム」をご存知ですか? 文部科学省により採択されるこのプログラムでは, 大学院で研究を行う学生を産学官にわたりグローバルに活躍する高い俯瞰力と独創力を備えたリーダーへと導くため, トップレベルの教育機会を提供しています.

名古屋大学の6つのリーディングプログラムから,様々なモチベーションや専門知識,経験を持つ学生たちがこの合同シンポジウムに集まります. 今回の合同シンポジウムでは,多分野にわたるトップレベルの名古屋大学の学生たちがチームワークを発揮しながら,共に現実的な社会問題について取り組み,様々なアイデアと実現可能な解決策を提案できる非常に貴重な機会になります.また,これらのアイディアや解決策は社会にとって有益なものになることでしょう.そのため,より実現的な段階に発展させるためにも,今回の合同シンポジウムへの一般の方々からの幅広いご参加をお待ちしております.

当日のタイムテーブルについては,こちらのページでご覧頂けます. 是非,奮ってご参加ください.


シンポジウムのテーマ

科学技術と学術的研究は人々の日常生活の必要性に応じて発展してきています. しかし,科学技術の発展は利益だけではなく,問題を引き起こしています.科学技術の発展に伴い,事態はより複雑化しており,経済格差や地球温暖化のような社会問題や環境問題にもつながっています.

具体例としては, 情報技術(IT)の分野では科学技術発展のおかげで,人々はインターネットを使用し,簡単に情報を手に入れることが可能となり,他者とのコミュニケーションも簡単になりました.その一方で,プライバシーの問題を引き起こしています.また生命科学の発展は私たちの生活に貢献していますが,遺伝子組み換えの問題など倫理的な問題を生み出しています.

今回のシンポジウムでは,名古屋大学の6リーディングプログラム所属の学生が中心となって混成チームを結成しました.各チームごとに1つの課題を選び,それに対する考えを議論しながらまとめ,シンポジウム当日には,それを発表し,ディスカッションを行います.さらに実現可能なアイディアを探っていきます.
グループ発表に加え,産学官連携に対する取り組みの最前線で活躍されている宇治原徹氏(名古屋大学大学院工学研究科教授)をお招きし,産学官連携の現状や,今後私たちに何が求められるのかを考えるための講演をして頂きます.

本シンポジウムの聴講を希望される方は,こちらの登録フォームからご登録下さい.このシンポジウムは皆様にとって有益なものとなるでしょう.あなたと一緒に世界を見つめ,意見を交換できることを,心から楽しみにしております.