グリーン自然科学国際教育研究プログラム

直面する環境やエネルギー問題を恒久的に解決し、持続可能な社会の発展へ

メッセージ

東日本大震災が発生した2011年の初冬に誕生したグリーン自然科学国際教育研究プログラムは、グリーン自然科学の発展に基づく、環境やエネルギー問題の恒久的な解決を目指しています。博士としての学位論文や研究レベルの向上を図りながらも、リテラシー教育や国際化教育を実践することで、「全体を見渡す科学力と社会性」「基礎研究から応用成果を引き出す展開力」「地球規模で活躍する国際性」を涵養します。理学・工学・生命農学連携のもと、多くの学生が切磋琢磨し、互いに能力を高め合うのも、本プログラムの特徴です。このような環境のもと、グリーン自然科学の発展を先導する勇気と才覚をもった人材が育ち、リーダー人材として持続可能な社会の発展に貢献すると信じています。

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カリキュラム

高度な専門性と多様性をキーワードにカリキュラムを展開

高度な専門性と多様性をキーワードにカリキュラムを展開

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概要

切磋琢磨できる環境によって、リーダー人材へと着実に成長

本プログラムは、できるだけ多くの学生が参加することで、お互いに切磋琢磨しながら、トップレベルの能力を伸ばしていくことを特徴としています。理学・工学・生命農学研究科の8専攻が協力したコースワークや、学内の各部局の協力による各種セミナー、英語研修やノースカロライナでのリーダーシップ研修などにおいて、分野や学年の異なる学生と協力、あるいは競争できる環境があります。研究成果だけでなく、プログラムで取り組んだ成果を可視化することで、学生同士刺激し合い、切磋琢磨の好循環が生まれています。また、それらを社会に発信することで、キャリアパスに役立てます。こうした取り組みにより、優秀な人材が着実に成長を遂げています。

ノースカロライナ・リーダーシップ研修

女性トップリーダーによる女子学生へのリーダー育成支援

女性トップリーダー育成オフサイトミーティング

女性の活躍推進は、今や社会的に取り組むべき重要なテーマです。その動向に先駆けるように、本プログラムでは創設から一貫して、本学および海外連携大学のトップ女性科学者を中心とした特別チームを結成し、女子学生のための女性科学者育成を行っています。そのひとつとして、特別チームによる、女子学生のみが参加可能な「女性トップリーダー育成オフサイトミーティング」を毎年実施しています。「なぜ女性リーダーが少ないのか」を議論の皮切りに、女性リーダーのロールモデルを明示しながら、参加者一人ひとりが将来へのビジョンやキャリアを考える場を提供しています。

コラム 院生企画セミナー

新しい研究分野を切り拓くためのチュートリアルセミナー、複数の分野の境界領域を開拓するためのワークショップ、大学の垣根を超えた学生による学生のための次世代へ向けての提案等、教育企画力育成を目的とした院生企画セミナーを実施しています。プログラム担当教員

による審査を経て採択された企画は、教員に頼ることなく、学生自身で実施しなければなりません。企画の実施を通じて、リーダーシップ、チームビルディング、交渉力、問題解決力や実践力など様々な能力を身に付けます。

データ グリーン自然科学国際教育研究プログラム

プログラムホームページ: http://iger.bio.nagoya-u.ac.jp/

[複合領域型―環境―]
2011年採択

[応募資格のある学生の所属研究科・専攻]
〈理学研究科〉物質理学専攻、生命理学専攻/〈工学研究科〉化学・生物工学専攻、物質制御工学専攻、結晶材料工学専攻/〈生命農学研究科〉生命技術科学専攻、応用分子生命科学専攻、生物機構・機能科学専攻

[連携・協力企業等]
6機関
自然科学研究機構・分子科学研究所/自然科学研究機構・基礎生物学研究所/理化学研究所/産業技術総合研究所/豊田中央研究所/豊田理化学研究所

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