国際社会が抱える問題を解決に導くために、できるだけ早いうちに異文化を体験し、異分野融合の研究課題に対する俯瞰的な視野と国際性を養うことが重要です。そのため、英語による講義・演習を実施するとともに、アジアを中心とする学術交流協定校・連携大学、そして、国連児童基金(UNICEF)、国連人口基金(UNFPA)、国際協力機構(JICA)をはじめとする国際機関・国際協力機関およびグローバル企業などと連携し、実践的な教育を行います。また、4研究科合同の綿密な指導体制に加え、本学の実績あるメンター制度によって、在学中はもちろん修了後に至るまで継続的なサポートを実施します。
アジアをフィールドとする海外実地研修では、地域がもつ問題や、ウェルビーイングが達成されない理由を見抜く力や素養を鍛えます。また、自らの目で見て体験し、感じることで、自分たちのできること、すべきことは何かを考え、それを実行するモチベーションを高めます。具体的には、ベトナムやインドネシア、フィリピン等に一定期間滞在し、母子保健医療や宗教、災害等のテーマに即したリサーチを行います。そこでは、専門分野や国籍が異なる学生たちがチームを編成。それぞれが高度な専門性に立脚しながら、異分野融合の研究課題に対する学際性を自らの内部に育てることで、グローバルな視点で問題を発掘し、解決する能力を身に付けます。
グローバルリーダーに必要な力を養成するワークショップでは、UNICEF、UNFPA、FAO、JICA等、国際機関で実際に活躍中のリーダーを講師に招き、ウェルビーイングの課題を討議し、国際社会で活躍するためのスキルやキャリア開発戦略も示されます。講義終了後には、
キャリアカウンセリングが実施され、講師の直接的な指導のもと、学生自らが将来のビジョンやキャリアパスについて考え、それを実現するための力を鍛える機会となっています。
[複合領域型 ─多文化共生社会─]
2013年採択
[応募資格のある学生の所属研究科・専攻]
〈国際開発研究科〉全専攻/〈教育発達科学研究科〉全専攻/〈生命農学研究科〉全専攻/〈医学系研究科〉全専攻
[国内外連携・協力大学等]
15大学
フィリピン大学/ルンド大学/カンボジア王立農業大学/ディポネゴロ大学/チュラロンコン大学/カンボジア王立プノンペン大学/ガジャマダ大学/シンガポール国立大学/ラオス国立大学/フィリピン大学ロスバニョス/ベトナム国家大学ハノイ/インド工科大学ボンベイ校/ダッカ大学/オタワ大学/国連大学高等研究所
[連携・協力企業等]
6機関
外務省/JICA(国際協力機構)/UNICEF(国連児童基金)/UNFPA(国連人口基金)/世界銀行/ADB(アジア開発銀行)