このプログラムの魅力は、海外での学会発表や日本人以外の研究者との議論、また海外での企業研修など、日本国外でいろいろな経験が積めることです。私はアメリカの国際会議で、英語で口頭発表しました。質疑応答では、限られた時間で質問を理解し、簡潔に回答する力が必要で、この経験は英語で議論する力の向上につながったと感じています。また、私はサイエンスコミュニケーションにも興味があり、研究内容を分かりやすく説明する手法を学ぶ機会もこのプログラムにはあります。日本に限らず、世界の子どもたちに科学の面白さを、研究成果の発信を通じて伝えていきたいですね。
研究生活だけではできないような経験を通して、研究分野を超えた学生間の交流から良い刺激を受けることで自身が成長できることを期待し、このプログラムに参加しています。実際に、様々な研究分野の学生たちが集まって新たな研究を提案していく企画を実施したことで、今までにない交流や発見がありました。また、留学生や他研究科の学生と共に参加したアメリカ(ノースカロライナ州)での研修では、研究室・企業訪問、ディベートなどを通して、協力や励まし合い、時には競争をしながら、世界に目を向けることの大切さを一緒に学びました。この経験や得られたネットワークを大切に、今後の学生生活やキャリア形成につなげたいと思います。
スリランカのロースクールで弁護士資格を取得後、日本に留学しました。2009年まで母国は内戦状態にあり、ようやく発展に目を向けるようになりましたが、日本も敗戦から復興したという経験があります。そんな経験を学ぶことで母国の発展に役立て、将来は、両国の国際交流に貢献したいと考えています。日本とスリランカの友好関係は60年以上。大好きな日本は、同じ仏教国だけに似ているところもたくさんあります。リーディングプログラムの海外研修では、イギリスのケンブリッジ大学で研究者との交流が予定されていますが、大変ありがたく思っています。リーディングプログラムを成功させ、日本人も留学生も一緒に勉強や研究が続けられる環境を整えてほしいと願っています。
多様な人々を惹きつける未来のリーダーになる。リーディングプログラムは私が思い描く理想のリーダーに私を近づけてくれます。異なる国籍、文化、社会的背景を持つ学生とともに学ぶ環境はとても刺激的であり、同時に、チャレンジングでもあります。共同研究でのディスカッションは意見が対立し、結論が出ないことは珍しくありません。そのような困難においても、お互いのことを理解しあう気持ちをもち、共通の目標に向かって切磋琢磨しています。また、自分で企画立案する海外インターンシップなど、主体性が日々求められています。この恵まれた環境を最大限活用し、世界のどこでも、だれとでも行動できる魅力的なリーダーを目指したいです。
専門性だけではなく、幅広い知識や豊かな表現力、見識を備えたグローバルリーダー。PhDプロフェッショナル登龍門と私の目指すリーダー像が一致したため、プログラムに参加しました。普通では会うことのできない、様々な分野のリーダーの方々とディスカッションをする機会があるので、生きた教材を通して直接リーダー観を学ぶことができます。海外研修では、成長と変化の激しい現在のアジアを肌で感じることができますし、現地の学生との意見交換も貴重な経験です。本プログラムに参加している学生の所属や出身国が多種多様なので、異なる背景をもった学生との議論は一筋縄ではいかず苦労しますが、グローバルな職場を想定した疑似体験のようなもので、いい訓練になっています。
アジア経済の多様性に関心があり、アジア地域との連携をその理念としているPhDプロフェッショナル登龍門に応募しました。教育プログラムの一環である海外研修で、ラオスやタイといったアジア地域を訪れて、それぞれの個性ある経済体制を実際に現地で目の当たりにした経験は、とても貴重な学びとなりました。また、教育プログラムへの参加に関して、先生方による学生へのフィードバックが充実しており、本プログラムにおける学びを、さらに有意義なものとしています。このようなプログラムを支えている、多方面からの大きな支援に対して、学びの成果を出して報いる責任感が、自身の将来の研究活動へのモチベーションにつながっていると感じています。
人工衛星は、宇宙の神秘を解明するため、また人の役に立つために打ち上げるもの。それを開発できたらと思い、プログラムに応募しました。私の研究テーマは遠赤外線。衛星の目になるようなセンサーを開発するために、夢と気概をもって生きていきたいと思っています。英語の苦手な私ですが、1か月間のマレーシア英語研修も全面的に援助していただき、同じ目的をもった海外の学生たちと一緒に切磋琢磨できたことは、貴重な体験。英語の苦手意識も少しは解消できました。リーディングプログラムだからこそ、得られる経験はとても大きく、片っ端から挑戦していこうと思っています。人工衛星の開発をしたいといいながら、技術者としてのスキルはまだまだ未熟なので、これからもっと頑張りたいと思っています。
私は将来、宇宙開発を通して社会に貢献する研究者になることを目指しています。この目標を実現するために必要な資質を身に付ける絶好のチャンスと考えたのがフロンティア宇宙開拓リーダー養成プログラムに応募した理由です。本プログラムの特長は宇宙理工学の基礎の授業に加え、超小型衛星開発やリーダーシップについて学べる実践的なプログラムがある点です。座学だけでは身に付きにくい部分を宇宙開発の第一線で活躍されてきた情熱的な先生方の下で学べることが、一番の魅力です。わくわくする活動が非常に多く、超小型衛星開発ではミッションについて考え始めたら興奮し、気付いたら朝だったこともあります。目標の実現に向け、仲間と切磋琢磨しながら貪欲に多くのことを学んでいきたいです。
専門は物質科学ですが、別の研究分野も学び自分の中で融合したいというのが、応募の理由。学生自ら提案書を書き研究予算を申請する「独創的な研究プロジェクト」で、材料科学と情報科学を融合させたマテリアルインフォマティクスの研究を行っています。韓国やアメリカで研究が進む分野ですが、日本はまだまだ。それらを積極的に融合できる人材になりたいと思っています。今後、情報技術は一層進展し、2020年にはデータ量が20倍以上になると予測されています。その膨大なデータを分析し活用することで、社会全体の利益になるような日本発の技術開発を目指したいと思っています。
自分の専門分野だけではなく、他分野についても学びたいと思ったのが、リーディングプログラムに参加した一番の理由です。医学や情報科学、経済学を専門とする学生たちとの交流は、歩行支援のための義肢開発をテーマに多角的に研究を続ける私にとって、大切なこと。異分野への理解や見識を広げてくれます。社会の第一線で活躍する様々なビジネスリーダーと交流できるところや、海外インターンシップ制度があるのもプログラムの魅力で、私に勇気を与えてくれます。将来、産業界において多くの研究者たちと共同研究する中で、人の役に立つものづくりがしたいです。
母国で教育管理に関わっていた時に、職能開発やリーダーシップの必要性を感じました。現在、母国では学校が社会づくりの最終責任の場と考えられ、その責任を担う校長の役割を重視。しかし時代や社会の変化により校長の役割は拡大し、十分に機能を果たしていないと考えられています。その原因を解明し、学校管理職員制度を研究することが私のテーマ。本プログラムは女性のリーダーシップや多面的な問題解決能力育成を目的としていますから、母国でより良い教育管理者になりたいと思っている私にとって、理想的なプログラム。研究で得た知識やグローバルリーダーとしての実践力を生かして、いつかはスリランカの政治にデビューし、教育制度を改革したいと思っています。
6年間の看護師経験の後、大学院に入学し、海外の地域医療を研究するために、このプログラムに応募しました。海外研修では4研究科の学生がチームとなり、病院や農地を視察。このプログラムに参加して初めて、農業の現場を知りました。農学が私の専門とする健康増進の分野に深く関わっていると強く感じましたが、それを将来どう発展させるかが課題です。プログラムに参加している留学生の話を聞くと、働く女性に対する周囲からのサポートが日本より整っている国がたくさんあります。今後、どうしたら家庭と仕事を両立してキャリアを重ねられるかを考え、進んでいきたいです。健康問題にも興味があるので、将来はWHOやUNFPAで活躍できたらと思います。